Dr.中村 昇司プロフィール|セレック第一人者として。 Dr.ナカムラ |八重洲歯科診療所院長

Dr.中村 昇司プロフィール

セレックの第一人者 中村 昇司

歯学博士
八重洲歯科診療所院長
日本歯科大学生命歯学部接着歯科学講座非常勤講師
日本歯科保存学会専門医
日本接着歯学会
日本審美歯科学会
日本デジタル歯科学会
日本口腔インプラント学会
日本臨床歯周病学会
日本臨床歯科医学会
日本歯科先端技術研究所
E.P.I.C
デンツプライシロナ公式インストラクター
バイコンインプラント公式インストラクター
クラレノリタケデンタル講師

1997年、日本で初めてセレックの学位を取得

日本歯科大学大学院にて、普及していない当時からセレックの可能性を見出し、セレックシステムを研究。日本で初めてセレックの学位を取得しました。その後、臨床を重ね、今現在でも国内外の学会に参加し、日々研鑽を積んでいます。

15年以上の実績を持ち、セレックの講師もおこなうプロフェッショナル

大学の非常勤もつとめ、またシロナ社がおこなうセミナーの講師も担っています。セレックの第一人者として、プロフェッショナルとして、患者様の治療や歯科医師向けの教育活動をおこなっています。

ご挨拶

こんにちは。八重洲歯科診療所の院長・中村昇司です。
皆さんは、「セレック」という治療システムをご存知でしょうか。この治療は、まだ日本では1~2%程度の歯医者さんにしか導入されていませんが、歴史は20年以上もあり、海外、とくにヨーロッパではかなりメジャーな治療法です

セレック治療とは

セレック治療とは、歯科用コンピュータ「セレックシステム」を用いた虫歯の治療法のことです。虫歯の治療というと、虫歯を削った後、型をとり、歯科技工士によって加工された銀色の被せ物や詰め物を歯に接着して完了、というイメージをお持ちの方が多いと思います。
しかしセレックの場合は、歯を削った後、CCDカメラで歯を撮影し、3D画像を元に歯科用のコンピュータを用いてセラミックの被せ物・詰め物を設計し、加工します。

被せ物や詰め物を加工する過程を機械化することによって治療回数が大幅に短縮します。歯の状態にもよりますが、1日ですべての治療を終えることが可能です。また、詰め物等は金属ではなく天然の歯に近いセラミックを使用します。このセラミックは優秀で審美性、耐久性にすぐれ、金属アレルギーの心配もなくなります。

セレックとの出会い

私がセレックと出会ったのは、歯科大学の大学院に在籍していた1993年ごろのことです。当時博士号を取るための論文テーマを探していた私は、日本に初めて入ってきたセレックに興味を持ち、それを研究テーマとして定めました。
セレックシステムそのものが、世界で発売されてまだ数年しかたっていない時期でしたから、臨床的なデータも少なかったわけです。だからこそその分、研究のしがいがありました。予後はどうなのか、今後生き残れる治療法になるのかが、大きな研究テーマとなり、実験を重ねながら予測をたてていきました。

その結果、研究の比較的早い段階から、セレックは予後もよく、患者様に対してメリットの大きい治療法になるだろうとの予測がまとまりました。私が、日本初となるセレックに関する論文を発表してから約20年が経過しましたが、予測どおりセレックの評判は上々で、患者様のニーズも増しています。日本においての導入率はまだ少ないのですが、今後は着実に伸びていく治療法だと言えるでしょう。

私が大学から帰ってきて当院でもセレック治療を導入しました。治療の際には、治療費用、内容、治療データなども提示しつつ丁寧に説明し、患者様にご納得いただいたうえで治療を行っています。

セレックはどこでやっても同じ?

これまでにもお話した通り、セレックは歯科用の特殊なコンピュータシステムを用いた治療法です。被せ物・詰め物の加工も歯科技工士ではなく機械が行ってくれますから、専用の機器さえ導入すれば、どの歯科クリニックでも可能な治療だと言えるでしょう。

しかし、機械任せだから誰でも簡単に完成度の高い治療ができるのか、と問われると、答えはクエッションです。
例えば、パソコンを購入しさえすれば誰でも簡単にパソコンを使っていろいろなことができるわけではないように、セレックも必要な技術をしっかり学び、経験を積まなければ、患者様に納得していただけるセレック治療はできないのです。セレックを操る歯科医師は通常の治療以上に研鑽を積まなければならないのです。今、私はそんな先生たちからのセレックに対しての質問を受け、助けになるようレクチャーをしています。

歯科医の技術があってこそ、いいセレック治療が可能に

セレック治療は、決して機械任せではありません。システムの操作、つまりオペレーションに関しては各ステップを踏んでマスターしなければなりませんし、加工後に行う細かい処理は手作業で行う必要があります。また、セレック治療のクオリティを左右する細かな処理は、歯科医のスキルによって、もしくはクリニックの方針によって大きく異なります。

まず操作に関しては、私自身、誰にも負けない自信があります。というのも私はセレックに搭載しているソフトウェアの初期バージョンから使用していますので、システムやオペレーションに関して熟知し、操作にも慣れています。つまり、ありとあらゆるバージョンのソフトウェアを体験しています。だから、どのような事にも対応でき、納得のいく治療ができるのです。

また当院では、機械によって詰め物・被せ物を加工した後、必ず歯科医が自ら仕上げ(研磨)を行います。多少時間はかかっても手間をかけて徹底していいものに加工する―――。これはセレックに長年携わった私のこだわりであり、ポリシーです。磨き方、カーブの付け方、接着方法などは、すぐにマスターできる技術ではなく、知識、練習、経験が欠かせません。

このように、当院では、セレックを「簡単なもの」とは捉えていません。どのステップにも手を抜けない難易度の高い治療であることを理解し、歯科医師ひとりひとりが技術向上のために努力して初めて、セレック治療の魅力である、「予後の良さ、耐久性、審美性、短期治療」が実現すると認識しています。セレック治療にあたって以上を当院のスタッフ全員に徹底させており、皆が同じくクオリティを保っています。さらに、審美的要求の強い患者様には、最高レベルの歯科技工士に診療所まで来てもらう場合もあります。これは時間の短縮という面ではマイナスですが、さらなるクオリティの向上を図ることができます。よって様々な患者様の要求に対応できます。

患者様は、全国、海外からも来院されます

徹底的に技術を磨き、こだわりぬいたワンランク上のセレック治療。
当院には、当院でしかできないセレック治療があります。おかげさまで治療をお受けになった患者様からもお褒めの言葉をたくさんいただいており、都内はもちろん、全国、そして遠くはニューヨークからも「八重洲歯科診療所でセレック治療を」と患者様が訪れます。

しかし、健康な歯を保つためには、正しいケア、そして定期的なチェックが欠かせないことは言うまでもありません。私たちは、セレック治療後の定期的なケアについての必要性も含め、歯の大切さをわかりやすく説明し、患者様とともに大切な歯を守っていきます。
セレックについて興味をお持ちの方、これまでの虫歯の治療に納得いかない方、ぜひ一度、当院にご相談ください。

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)治療にも積極的に取り組んでいます

SLEEP APNEA SYNDROME (SAS) TREATMENT